エデンの西の片隅で

140字では足りない時に。

世界はほしいモノにあふれてる

物欲を抑え切れないヲタクの叫びのようなタイトルですが、こちられっきとしたNHKの番組のタイトルです。

 

www4.nhk.or.jp

 

Twitterを見て頂いている方はご存知かと思いますが、前回のはてブロ更新から約10ヵ月、私の趣味に激震が走っておりました。

 

まさかのヒプノシスマイクにだだハマりからの声優沼にドボン

 

いやもう本当びっくりですよ。

人生何が起こるか分からないとはまさにこのこと。

ヒプマイの話もそのうちブログにまとめたいと思いつつ、今のところコミカライズは単行本待ち、4月にアルバム待ちなので諸々待機してます。

 

そんなヒプノシスマイク、現時点(2019年3月)でメインキャラクター(=メインキャスト)は12名。

 

設定としては地域ごとに3名1チームを結成し、領土を取り合うためにラップバトル*1をするという近未来?アナザーワールド?な設定でライブも行っており、そもそも声優さんが全面的に顔出しするのは一部の可愛い女性声優とごく一部の男性声優……みたいな頃しか知らなかった私にはジェネレーションギャップがすごいんですが、今の声優さんは何でもマルチにこなす方が多いようで。

 

で。先に少し触れましたように、私の推しディビジョンはヨコハマです。

キャラクターの設定がヤクザ、悪徳警官、元軍人の時点でKAT-TUNファンが好きそうなアウトロー感満載ですが、今回タイトルの番組のナレーション兼天の声を務めていらっしゃるのが、元軍人役の神尾晋一郎さんです。

 

ヒプノシスマイクにハマった当初、とりあえず何人かのキャストさんのTwitterをフォローしまして、当然その中には推しディビジョンの神尾さんや駒田航さんも含まれていました。*2

 

SNS完全遮断のジャニヲタをやっていた身としては新鮮なんですが、声優さんのアカウントってマメにご自身のお仕事情報をツイートしてくださるんですよね。

普段テレビを見ないツイ廃なので、アナウンス頂けると見逃しがなくて助かります。

 

とはいえ、やはりアニメは見ない、ニコ生のアカウントもとりあえず作ったけど数年単位で放置している身としては、いきなりあんスタ*3や架空の広告代理店*4出雲大社で日本神話の朗読劇など、履修したいけどどうすればいいのか分からないお仕事ばかりで途方に暮れておりました。

 

最推しの浅沼さんは、声優以外だと舞台の演出や脚本*5も手掛けられていて、とりあえず2018年のAD-LIVE*6はライブビューイングで観劇し、昼・夜公演とも号泣してきましたが、やはり西日本在住では、東京を中心に活動されている劇団の公演はなかなかハードルが高いし……という中、一番お手軽に履修できそうなヨコハマの中の人のお仕事が、神尾さんの「せかほし」ナレーションでした。

 

そもそもどういう番組なのかも分からず、とりあえず雰囲気的にはよくBSなどで放送されている街歩き的な番組なのかなと思いながら見始めたんですが、綺麗な風景とともにナレーションが第一声を発した瞬間、私は思わず首を傾げました。

 

「あれ、私、神尾さんと駒田さんのお仕事ツイート見間違えたかな」

 

私のイメージする神尾さんのお声は落ち着いた低音ボイスだったので、外国の街並みに合う爽やかで軽やかなお声は、どちらかといえば同じヨコハマの悪徳警官役の駒田さんのお声のイメージでした。

 

しかし、そのすぐ後に表示されたのは、「ナレーション 神尾晋一郎」の文字。

 

マジか……声優さんすげぇ。と、素人丸出しの感想のを抱きつつ、番組を見始めたんですが、

 

これがもうめっちゃ癒しの番組でした。

 

公式サイトにも説明があるように、世界を旅するトップバイヤーの買い付けや商品開発などに同行するのがメインなんですが、画面に映るのは美しいもの、可愛いもの、美味しいものなど、ポジティブな品々とそれに目を輝かせるバイヤーさんだけ。

 

こういう番組にありがちな苦労話なども最低限で、バイヤーさん達が生き生きと楽しそうに、素敵なモノを見つける姿だけが印象に残ります。

 

それをスタジオで見守るMCの御二方、JUJUさんと三浦春馬さんも、好奇心旺盛で興味津々な様子が伝わってきて、嫌なものや悲しいものが何一つ画面に映らないというノンストレスな番組構成に感動しました。

 

そしてそんなMCの御二方を相手に、番組を進行したり、茶々を入れたりする天の声も神尾さんです。

 

ナレーションよりも天の声の方が地声に近い感じですが、茶目っ気とSっ気のある天の声とMC御二方の掛け合いがもう最高に癒されます…。

 

例えば、バイヤーさんがスタジオに持ち込まれた料理を夢中で食べる御二方には、毎回お約束のように天の声から「はい、撤収しまーす」と非情な声が飛びますし(そしてヤダヤダする御二方が可愛い)、やんちゃで姐御なJUJUさんには、天の声から「JUJUさん、口元(についてますよ)」と優しい声がかかります。

 

そしてみんなの甥っ子(?)ポジションの三浦さんには、「カメラに向かってジュエリーを掲げてウィンク3回」「ほらほら、三浦春馬ファンのために」など、天の声とJUJUさんが二人がかりで弄りにかかったりもします。

照れるイケメンとかはしゃぐイケメン、何て素晴らしい目の保養でしょう。

 

そんな和やかな雰囲気のスタジオのテンションが特にブチ上がるのが、お酒の回。

えぇ、MCと天の声の共通点、それはお酒が大好きなことのようです。(笑)

 

さすがに23時前から始まる番組だからか、天下のNHKさんも大らかなもので、この番組は普通にスタジオでお酒を飲み始めます。それも味見というには少々多めに。(笑)

 

これがまた、MCの御二方はとても美味しそうに、幸せそうに召し上がりますし、天の声が割と本気で羨ましそうにしてるのが微笑ましくて。

 

特に1月に放送されたベルギービールの回は、天の声ご本人も自覚し、MCの御二方にもツッコまれるほどテンションがおかしかったです。(笑)

 

 

私自身はほぼ下戸なのでビールは全く飲めませんが*7、見てるだけで楽しそう、美味しそうと思わせてくれる素敵な番組です。

 

NHKさんなので、バイヤーさん達のお店やメーカーの宣伝は一切なし*8なのも、変に商売っ気がなくて楽しめる要因の一つかもしれません。

 

某友人のブログで「神尾さんきっかけでせかほしにハマった友人」*9として紹介されたりもしましたが、こんな経緯でした。

 

毎週癒しをありがとうせかほし。来週も仕事がんばります。

 

 

 

 

……あと死ぬほど余談ですが、神尾さんの所属事務所の公式プロフィールページにあるボイスサンプルの「other」がもうこれ以上ないほど最高に神尾晋一郎なのでぜひ聴いて頂きたいです。

公式サイトのボイスサンプルが「人を食ったような」(by上記の友人)と称される神尾さんの曲者ぶりと多芸多才ぶり、今後も期待大です。*10

www.81produce.co.jp

*1:「交感神経、副交感神経に作用して精神干渉する特殊なマイク」と公式サイトに書かれているものの、ラップを聴くとケガもするし服も破れる謎仕様。たぶん深く考えてはいけない。

*2:浅沼晋太郎さんは個人アカウントはないようなので、劇団と事務所のアカウントをフォロー。

*3:あんさんぶるスターズ!というソシャゲ。ジャンルはアイドル育成プロデュースゲーム。ヒプマイと同じく声優さんによるライブイベントなどもあり、ヨコハマの御三方全員が出演されていることもあり、方々から熱いプッシュを受けているものの、未だに手は出せないでいる。

*4:城崎広告。声優沼素人にはもはや何が何だか分からないが、ヨコハマの悪徳警官役の駒田航さんが出演?中。いやもう何が何だか(2回目)

*5:ジャニヲタ的になじみがありそうなところで言うと、佐野瑞樹さんの兄弟ユニットWBBの初年度舞台の脚本など。

*6:2018年に10周年を迎えた、大まかな設定だけを決めて後は全編アドリブで行われる舞台。浅沼さんは出演者であり、三名いる演出家のうちの一人でもある。

*7:実はこの回を見たすぐ後に友人達と飲む機会があって一口飲ませてもらったんですが、全くダメでした…。

*8:でも別にモザイクをかけたりはしないので、画面上には普通に看板が映ってたりする

*9:

bookmared.hatenablog.com

*10:語学留学してモンゴル語などを習得したり、院卒でサラリーマンをしながらマジシャンをやってたり、そこから29歳で声優になったという経歴からして只者ではない。