エデンの西の片隅で

140字では足りない時に。

重岡水滸伝 ~ひのきの棒と布の服を装備して旅立つ主人公~

変なタイトルですが、私から見た重岡大毅という人のイメージはこれに尽きます。

 

ひのきの棒と布の服というのは、RPG、特に「ドラゴンクエストシリーズ*1の主人公の初期装備によくある武器と防具です。

もちろん攻撃力も防御力も下の下。このままの装備とレベル1ではスライム1匹倒すのも心許ないほどです。

 

もしくはグ〇ーやモ〇ゲーの初期アバターでも可。

……と言ったら、「じゃあツインは課金アバターですね!」って返してくれる君が好き。

 

ところでRPGの主人公というのは、ざっくり大きく三つのパターンに分けることができます。

1.某国の王子や貴族の子息、勇者の息子など、選ばれたものとして生まれ、一目置かれて育てられてきた存在。

2.山奥の村や漁村など、田舎に生まれ育った普通の子供。(ただし生まれは貴く、故あって隠されて育てられたパターンもあり)

3.異世界から召喚されたり飛ばされたり、もしくは時空を超えてきたなど、本来その世界に存在するはずのない異質な存在。

 

ジャニーズのメンバー(特にエースやセンター)も、割とこれに当てはまると思います。

直近で言えば、佐藤勝利くんや中山優馬くんなどは間違いなく1のタイプです。

この二人が主人公になるゲームがあるとすれば、オープニングは間違いなく王子のお誕生日を盛大に祝うお城の映像から始まることでしょう。

 

3は他の事務所を経るなど、少し特殊な経歴を持って入所してきた子が当てはまると思います。最近でいうと高田翔くんや平野紫耀くんあたりでしょうか。

坂本昌行さんなどは、おそらく一度自分の世界に戻ったものの、やっぱりやり残したことがある!と、自らワープゲートに飛び込んで再び異世界へと舞い戻ったパターンだと思われます。(そして伝説へ)

 

そして今回メインに挙げた重岡くんは、間違いなく2タイプの主人公です。

 

私の中で一番イメージに近いのは、「幻想水滸伝2」*2の主人公です。

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先の戦争の英雄に拾われた戦災孤児で、同じく拾われて一緒に育った義姉のナナミや幼なじみのジョウイらと田舎町で平和に暮らしていたのに、様々な事件に巻き込まれていくうちに、いつの間にか新都市同盟のリーダーという立場に置かれるようになるという、まさに2タイプの主人公。

ビジュアルも割と重岡くんに似ていませんか?

 

余談ですが、1タイプの主人公でいえば、同じシリーズの「幻想水滸伝5」の主人公。

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こちらは美少年で王子様。立場的には危うくてお飾り扱いされていたけれど、国の危機に際して立ち上がり、最終的には英雄になるという典型的な1タイプです。

 

ついでに3タイプの異世界からの勇者様といえばこちら。「スターオーシャン セカンドストーリー」の主人公。クロード・C・ケニー。

 

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個人的にはコミック版が好きです。(というどうでもいい話)

 

さて。話を重岡くんっていうか2タイプの主人公に戻します。

 

このタイプの主人公は、そもそも周りからあまり期待されずに旅立ちます。

当初は世界を救うとかそんなことは想像すらしていません。

ただし、もともと田舎の村でのんびりと暮らしていた子が突然世界を旅するのですから、それ相応の理由が必要になります。

 

例えば故郷の村を焼かれるとか、無実の罪で処刑されかかって逃げ出すとか、突然ヘビーな状況に置かれて仕方なく故郷を離れるのです。

 

RPGの主人公というのは不思議と周りに人が集まってくる魅力がなければいけません。

なぜなら仲間を増やしていく必要があり、彼になら力を貸してもいいと思わせなくてはいけないからです。

そして何より、「頼まれたらNOとは言えない究極のお人好し」でなければ主人公は務まらないのです。

 

だって突然魔物退治や護衛を頼まれるんですよ。なのに断るという選択肢を選ぶと話が進まないんですよ。それ選択権ないやん!ってやつですよ。

 

2の主人公も追い詰められて逃げ出すことになります。

おてんばなナナミ姉さんと一緒に逃げる主人公……そう、まるで智子と大毅です。ナナミ姉さん結構強いしね。

 

そうこうしているうちに、主人公の「人を惹き付ける魅力」に目を付ける大人が出てきます。

いつぞや桐山くんが重岡くんに言ったのと同じ、「あなたが一番(この仕事に)向いてるから」というやつです。

 

たぶん照史くんがクマさんことビクトール*3で、濱ちゃんは大切な人を失くしたフリック*4でしょうか。

 

そうなると、軍師のシュウ*5は淳太くんですね。富豪だし。

 

ツインは幻想水滸伝シリーズではおなじみの青いのと赤いのでしょう。

正面切って上司に盾突くマイクロトフ*6が望で、飄々としつつも正義は曲げないカミュ*7が流星さんかな。

 

主人公よりも周りのキャラが濃いのもRPGのお約束ですね。*8

 

幻想水滸伝、特に2の主人公は本当に「普通の子」です。

昔の英雄に育てられたものの、少し武道を嗜んでいた以外は、真っ直ぐで素直で素朴な少年です。

 

自ら称するほど「普通」の重岡くんですが、コンサートなどで見せる姿、聞かせる言葉はまさに主人公そのものです。

もちろん、他のメンバーもそれぞれがステージの主役であることに違いはないのですが、「王道」「正道」を往く人というのが、私の中での重岡くんのイメージです。

 

派手な色は人目を惹きますが、同時にそれを煩いと感じる人も出てきます。

しかし普通のものをつまらないと感じる人はいても、拒否反応を示す人は少ないでしょう。なぜならそれが普通、スタンダードだから。

 

重岡くんの「普通」は没個性という意味ではありません。

ビジュアルやキャラが派手で濃いメンバーに囲まれる中、センターに立つ彼が「普通」を貫き通すこと自体がすでに彼の個性、そしてそれもまた一つの「主人公属性」なのではないでしょうか。

*1:スクウェア・エニックス(旧エニックス)から発売されているファミコン時代から続く有名なRPG。通称ドラクエ

*2:コナミから発売されたシリーズ第2作目。108人の仲間を集める壮大なストーリーとキャラクターが魅力。個人的には2が一番好きです。

*3:結構いろいろシリアスな設定を背負っていて汚れ仕事も厭わない人。大人になると良さが分かるタイプのキャラ。

*4:昔の戦争で恋人を失くした。パラメーターで運の値を下げられるくらいの不幸キャラ。でもイケメン剣士。

*5:性格に難ありと称される美形軍師。師匠に破門された後、軍師の才を商売に利用して大成功を収めていた。

*6:髪型はアレだけど直情型で正義感の強い青騎士

*7:フェミニストでよくモテる赤騎士。裏工作も得意。

*8:主人公はプレーヤーの分身なので、できるだけ普通のキャラにするという面もあるそうです。

「道頓堀一丁目中間んち物語」に見る吉本新喜劇のDNA

かつて小学校で土曜日も授業があった時代*1、関西の子供達はいつもより軽いランドセルを揺らしながら家へと駆けて帰ると、手洗いうがいもそこそこにテレビの前に陣取り、4chにチャンネルを合わせました。

 

お目当ては勿論、吉本新喜劇

 

劇場のステージの上に作られたセットの上で飛び交うお約束のギャグと、ほんの少しほろりとさせてくれる人情味溢れるストーリーは、子供だけでなく大人にとっても共通の話題であり、吉本新喜劇の座員達はさながらアイドルのような存在でした。*2

 

さて、メンバー全員が関西人(うち一名は帰国子女)であるジャニーズWESTも、当然幼い頃から吉本新喜劇を見て育った子供達です。

そのため、デビュー記念公演「なにわともあれ、ほんまにありがとう!」でも、コントを披露しましたが、そのクオリティーは関西人の目から見ると、まさに完璧な「吉本新喜劇」でした。

 

この記事を読んで下さっている方の中には、当時リアルタイムで公演をご覧になった方や、先日発売されたDVD・Blue-rayを購入された方も多いかと思います。

まだの方はこの機会にぜひ!(回し者ではないけれど宣伝はする)

 

 

 

 さて、知っている方には今更な、知らない方には完全にネタバレな、誰も得しないなにとも語りになりますが、当然のようにショータイムは割愛します!

何せショータイムについては、5分に1回「神ちゃん可愛い」「神ちゃん天使」「あぁツイン美しいなぁおい!」しか言いませんので、割愛したところで差し障りはありません。

 

ちなみにこちらが、Blue-ray初見時の私の呟き。

まぁ死ねなかったんですけどね。だって智子見るまでは死ねないって決めてたし。

 

さて。それではいよいよコント「道頓堀一丁目中間んち物語」について。

こちらも初見時(粉もんで一時停止してお茶飲んで深呼吸して覚悟を決めて一気見した直後)の自分の呟きが全てを物語っていました。

要はそういうことなんですよ!

これはまんま吉本新喜劇!気持ちは土曜日の小学生に戻りました!

現実はいい歳した大人だけど!(泣くなよ)

 

まずはキャスティングの妙。

吉本新喜劇は基本的に座長が主人公と狂言回しを兼ね、美人でみんなの憧れの存在である所謂マドンナが登場します。*3

ただ、中間んち物語について言えば、淳子が主人公とマドンナを兼任している形になっています。

それでは、おさらいを兼ねて登場人物紹介です。

 

淳子(中間淳太・・・中間家の母。おそらく世帯主。1年前に夫と死別し、舅と四人の子供達を抱えて奮闘する美しき未亡人。やたらとツッコミに長けている。チャームポイントは魅惑の喋るお尻。 仕事は不明だが働いてはいるらしい。

崇裕(濱田崇裕)・・・中間家の長男。短ランにリーゼントという由緒正しきヤンキー。この人の存在が兄弟事情をややこしくしているが、個人的に留年説を採用して長子扱いとする。次男と一緒になってはしゃぐよき兄貴。

智子(神山智洋・・・中間家の長女。恋する暴走娘。おそらく学校はすでに卒業している家事手伝い。愛らしいお顔とピンクのスパッツで完全防備された逞しい脚がチャームポイント。

大毅(重岡大毅・・・中間家の次男。緊張感のない受験生。この人がうっかり大学受験とか口を滑らせたせいで兄弟事情(以下略)。制服はどう見てもおしゃれ系私立のブレザーだが、彼が高校に進学した頃にはまだ父が存命だったはずなので、特に問題なかったのだろう。

望(小瀧望・・・中間家の三男。おそらく16~17年ぶりに生まれた年の離れた末っ子。バカボンのはじめちゃんも真っ青な(何せ中身だけでなく外見も)早熟な赤ん坊。彼の乗るベビーカーは、おそらく台車に箱を被せた(スタッフさんへの)特注品。

おじいちゃん(桐山照史・・・淳子の舅。まだらボケ老人。(ド直球)可愛い孫達に囲まれ、日々ボケては金ダライを頭に落とされる幸せ(?)な老後を送っている。嫁に庭掃除を命じられるなど、おそらく立場はそんなに強くない。重岡曰く「明日か明後日には死ぬ」らしい。

照史(桐山照史・・・亡き中間家の主。淳子の夫。居間で寛いでいる時に突然飛んできた日本刀がこめかみを貫通して不慮の死を遂げる。幽霊になっても家族を見守り続ける良き父。生前、美しい妻に悪い虫がつかないように家に奇抜な防犯装置(?)を仕掛けておいた。

藤井巡査(藤井流星・・・中間家の隣の駐在所に勤務する警察官。長身イケメンだが、淳子(どう若く見積もってもアラフォー)に惚れ込んでいるところを見ると熟女好き。母親を狙っているのに娘の智子に惚れられて迫られるという、青年漫画も真っ青のエロ設定持ち。(エロ言うな)霊感があるのか、唯一最初から照史の姿が見えていた。

 

どうよこの新喜劇お約束のキャスティング

 

新喜劇では、昭和の時代から受け継がれる「駐在さんシリーズ」があるほど、おまわりさんは鉄板ネタ。

そして駐在さんが恋する麗しのマドンナと、駐在さんに惚れ込む近所の女の子ももはやお約束!

だったらどうして駐在さんが主人公じゃないんだというツッコミも聞こえてきそうですが、ちゃっと拳銃も出せない駐在さんが狂言回しなんてできるわけないし(…)、だからといって、淳太くんが駐在さんやったら、こち亀の中川くんみたいに大抵のことは金で解決できちゃって新喜劇じゃなくなっちゃうし(…)、結果オーライ!

 

さて、イケメンの駐在さんを追い掛け回す女の子……といえば、新喜劇ではおなじみのあのコンビしかいません!

石田靖島田珠代

石田さんといえば、大学時代にレスリング部に所属していた経歴を生かして、老若男女問わず暴力的な仕切りツッコミを繰り出す新喜劇の座長も務めていた二枚目役!

そんな石田さんの激しいツッコミを受け止めるのは、お昼には少々過激な下ネタを混ぜつつ、意中の男性を激しく追い掛け回す珠代さん!最後は力強く壁にぶつけられるのも、新喜劇のお約束の一つです。

 

そう、藤井巡査と智子ちゃんの下りは、まさにこれなんです!

抱きつく智子ちゃんをぶん投げる藤井巡査。

腕を取ってくる智子ちゃんを締め上げる藤井巡査。

駐在所の壁に智子ちゃんを激しく叩きつける藤井巡査。

そして智子ちゃんにジャイアントスイングを決められる藤井巡査。

小学生の頃、そうめんを啜りながら見た新喜劇そのままの光景に、感動すら覚えました。

 

そう考えると、おじいちゃんのボケ老人っぷりは竜爺こと井上竜夫さんそのものだし、ここで辻本茂雄さんのはちゃめちゃな茂造じいさんではなく竜爺を持って来たバランス感覚もさすが。

 

のんちゃんの役は、吉本新喜劇ならちっさいおっさん(池之めだか&吉田ヒロ辺り)がやりそうだけど、あえて長身イケメンにやらせたことでまた一味違った赤ちゃん像を確立できたのではないでしょうか。(今後どこで生かされるのかは謎)

 

ちなみに個人的なリピポイントは、主に藤井巡査と智子ちゃん、そして照史(幽霊)と藤井巡査の絡みのところです。

 

特に照史が段取りを無視する下りでの流星さん!

「早よ近付けや!近付く段取りやろ!」

「だから近付けっつてんねやろ!(巻き舌)おい!おらぁ!(巻き舌)分からんのか!(見下し)」

完璧!完璧な大阪のヤンキーだよ藤井さん!!

普段は温厚だとか怒らないとか言ってても、あなたにはやっぱり下町ヤンキーの血が流れているのね!*4

 

こうやって他のキャラが濃すぎたせいで、結果的に煽りを喰らった形になったのが、濱ちゃんとしげ。

濱ちゃんなんて完全に出オチですよ!せっかくのリーゼントが泣くわ!

しげに至っては出オチするつもりすらなし!もはや新喜劇で年に数回出てくる野球選手とかアイドルとかのゲスト状態だよしげちゃん!

芸風は若手座員にありがちなやつ(ガヤ)でしたね。

まぁこの二人まで目立ったら、コント自体がとっ散らかって収集つかなくなっただろうし、全体を見れば間違いではないと思うんですが、該当担は淋しかったかもしれないなぁ…と思わなくもなく。

 

ただ!ただ!これだけは言わせてほしい!

リーゼントに短ラン&おしゃれブレザーの現代っ子って組み合わせが!これが!個人的に!これを思い出さされて!

 

HOT SNOW 通常版 【DVD】

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 画像はないんですけど、よかったら検索して見てください。

Mis Snow Man*5主演です!自担主演です!

だからまぁ、私の中では濱ちゃんは昭和50年代からタイムスリップしてきた人って設定でもいいかなって思ってるわけですが。

 

まさかのオチが真田の宣伝ですが、これがうちのブログのお約束なのでご勘弁ください。(ジャニーズWEST DDの真田担)

*1:悲しいかなジャニーズWESTのメンバーは公立の学校で毎週土曜日に授業があったことを知らない世代のはず

*2:実際に私の友人は好きな芸能人としてジャニーズや俳優と並べて内場勝則氏の名前を挙げていました

*3:関西ローカル番組である「モモコのOH!ソレ!ミ~ヨ!」で重岡と共演中の西川ヘレンさんもマドンナ経験者です。

*4:青春を某notジャニの関西弁の双子に捧げた身なので、美形の大阪ヤンキーにはめっぽう弱い

*5:当時。真田と野澤とSnow Man

ジャニーズWESTの魅力はギャップ×ギャップ

パリピポツアー完走おめでとうございます!

いやー本当楽しかった!完全燃焼とはまさにこのことですね。

名古屋と神戸でホールVer.とアリーナVer.を1回ずつ見られて、大満足です!

 

そんなわけで無事にオーラスまで完走したパリピポツアー。

Jr.時代に見ていたメンバーもいましたが、実はジャニーズWESTとしてデビューしてから全員揃った姿を生で見たのは、去年の少クラin大阪以来でした。

 

今日入るまでは、「流星さんに降りたらどうしよう~」なんて冗談も飛ばしておりましたが、とんでもない。

全員に目移りしてしまって、誰か一人に絞って降りることなんてできませんでした!

おかげさまで担降り阻止です。相変わらずWEST贔屓の真田担のままですありがとうございます。

 

さて。そんな気の多いヲタク、パリピポツアーでタオルをぶん回しながら感じたことがありました。それが今回のタイトル。

ギャップ萌えなんていう言葉もありますが、ジャニーズWESTはギャップにさらにギャップを重ねてくるイメージだったりします。

ユニットとしてもそうだし、個々のメンバーにも同じことを感じたので、とにかくこの興奮のまま書き残しておきます。

 

ジャニーズWEST・・・関西ノリ×COOL=only one

どうしても関ジャニ∞の後輩、10年ぶりの関西からのデビューという言葉から、コッテコテの関西テイストのイメージを持たれがちなユニットだけど、所謂関西ノリの割合は驚くほど低かった。

関西ノリはあくまでもメリハリの中の一つに過ぎないと言わんばかりに、COOLなダンスナンバーや色気で魅せる曲などを、ソロではなく全員、しかも大人数の強みを活かす演出で、退屈する隙など一瞬も与えてくれなかった。

関ジャニ∞の二番煎じだなんて言わせない、ジャニーズWESTにしか出せないカラーが既に確立されていたツアーだった。

 

中間淳太・・・頼れる最年長×いじられキャラ=野心家のブレイン

関西では珍しいインテリ&セレブキャラは、WESTの頼れる最年長。

知識も豊富で時事問題にも精通、それでいて性の乱れや言葉の乱れは許せない彼は、フェミニンとも称されるビジュアルとは対照的に、どこか頭の固いおじいちゃんのような面も持っているよう。

大はしゃぎの弟達からは格好のおもちゃにされることもあるけど、その実、誰よりも戦略的にユニットを見ている野心家でもあると感じる。

彼の頭の中にあるであろうジャニーズWESTの未来予想図は、きっと明るい。

 

濱田崇裕・・・オールラウンダー×ヘタレキャラ=ジャニーズWESTの要

重力を感じさせないアクロバットに、安定感抜群の歌唱力。そして一瞬で空気を掴む演技力。

何でもできるのに、なぜかスベったりヘタレだったりと、かっこいいだけでは終わらせてくれない惜しい人。でも誰よりも優しく、そして強い人。

そんな彼の見せる「隙」こそが、ジャニーズWESTを支える要なのかもしれない。

力み過ぎず、ゆったりと、そして着実に。焦らなくても、積み上げてきた経験値と身体に染みついた技術は嘘を吐かないのだから。

 

桐山照史・・・魂のボーカル×西のおしゃべりモンスター=みんなを照らす太陽

今も昔も誰にも引けを取らない圧倒的な声量と表現力。彼の歌には魂がこもっている。

その歌を紡ぐのと同じ口から飛び出す自虐混じりのマシンガントークは、時には彼自身を傷つけてしまう諸刃の剣にもなることもあるかもしれない。

かつて自分さえも焼き尽くす程の情熱で関西を引っ張っていた熱い男は今、暖かな光でメンバーを、ファンを、周りの人達すべてを照らす存在になりつつある。

西から昇った太陽は決して沈まないのだ。

 

重岡大毅・・・フラットなアイドル×ゲスキャラ=君臨する熱血センター

ビジュアルは可愛らしくもナチュラル。一見すると何にでも染まることのできる真っ白なアイドルらしいアイドルに見える。

一度ターゲットを見定めると、飛び出すのは容赦のないイタズラとゲスな発言。その姿はまさに子供……いや、悪ガキだ。

しかし彼が最も輝くのは、彼のために用意されたセンターという名の玉座に座る時。

何色にでも染まれる彼の本質は、いつまでも褪せることのない情熱の赤なのだ。

 

神山智洋・・・奇抜な男気番長×器用貧乏=隠し切れないキュートな愛されキャラ

常に信じるのは我が道。興味を持ったものは何でも吸収できる器用さも彼の武器。

自分に厳しく他人にも厳しく。そんな性格はきっと損することも上手くいかないことも少なくはなかっただろう。

でもメンバーは彼の本質や本当の魅力を知っている。だからこそ伝えようとするのだ。

「うちの神ちゃん、可愛いやろ?」と。

 

藤井流星・・・圧倒的な美×目の離せないポンコツ=ハイセンスな演出家

美しく生まれることも一つの才能。ファッションにこだわりを持つのも、自分自身を着飾らせる楽しさを知っているからだろう。

なのに彼自身は恐ろしく隙だらけ。あまりのマイペースぶりに、嫉妬や毒気もどこかに行ってしまう。

良くも悪くも人目を惹きつけてやまない彼は、見られ慣れているからこそさり気ない演出も上手い。

もしかしたらステージさえも、彼のファッションの一部なのかもしれない。

 

小瀧望・・・恋愛マスター×甘えん坊ベイビー=愛されるために生まれてきた存在

大人びた容姿に隙のない所作。そして甘く蕩けるような声。そんな彼に世の女性達が期待するものは決まっているし、それを読み取る賢さも持ち合わせている。

ユニットの中では大切に育てられている最年少。大好きなお兄ちゃん達に見守られながら、ゆっくりと大人になっていくのだ。

周りから注がれた愛情をきちんと受け止められるからこそ、彼は周りの人達を愛することができるのだろう。

片足で関西Jr.を行き来してきたヲタクの戯言

いよいよ自担の初主演舞台「TABU」の幕が開き、入れ替わるようにジャニーズWESTのパリピポツアーが間もなくオーラスを迎え、ついでに東西を悲鳴と歓声と阿鼻叫喚で混沌とさせてくれたキンプリ結成発表間もないこのタイミング。

 

この最高に空気の読めないタイミングで、最近の流行りに乗って、自分と関西Jr.(便宜上ジャニーズWESTも含む)の話なんてしてみようかなと思います。

 

どうしても思い出話が中心になるので話がバド濱に偏ったり、辞めた子についてもどうしても触れることもあり、ところどころ情緒不安定になることもあるかと思いますが、さらっと読み流して頂ければ幸いです。

 

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ジャニーズWESTでTRPG(のキャラメイク)をやってみたら?

TRPGとは何ぞや?と思ったそこの貴女。実はこれを書いている本人も、TRPGのプレイ経験はありません。

 

TRPGテーブルトークRPGとは、ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲームRPG)を指す言葉である。……と、wikipediaに書かれています。

 

私がこの言葉を初めて知ったのは、遡ることそこそこ昔。「CLAMP学園公式ガイドブック」という本との出会いでした。

カードキャプターさくら」や「X」などでもおなじみの漫画家集団「CLAMP」の作品によく出てくる架空の学園の公式ガイドブックという形式ですが、実はこの本の内容の大半は、その学園の設定を使ってTRPGをやってみよう!というものだったのです(買ってから知りました/なんてこった)

 

要約すると、世界観などの設定とキャラクターを創作し、そのキャラクターを操作してRPGを行う(そしてその記録をまとめたり発表したりする)のがTRPGの楽しみ方のようです。

 

とはいえ、冒頭にも申し上げたように私はTRPGのプレイ経験はありません。

ただ、TRPGはあくまでゲームですから、キャラメイク時にはキャラクターごとにステータスやスキルなどを設定する必要があります。

この本には、キャラクターランク表や特殊技(スペシャルアビリティ=SA)の一覧表などもついており、その筋の方ならオリジナルキャラクターの創作もできそうなほどの充実ぶり。

さすがにそこまでする想像力も創造力もないけれど、もしもこれをジャニーズのタレントに当てはめたらおもしろいのではないか……どうせならキャラクターを誇張しやすいユニットがいいな……と思いつき、ちょうどマイブームのジャニーズWESTでやってみよう!と思い立ったのが今日の通勤電車の中でした。

我ながらもう少し有意義な通勤時間の使い方を考えるべきだとは思いますが、せっかく思いついたのだから、ざっくり簡単なプロフィールを作ってみることにしました。

 

前置きが長くなった上にあくまで自分の思いつきをまとめただけのページですが、せっかく思いついたので残しておこうと思います。

なお、キャラクターランクなどの細かいことは割愛し、内容としては能力値(S、特A、A~H)、SAの記入程度としておきます。

主観で当てはめましたので、異論反論は心の中でお願いします。

あと、どうせゲームだし…と、いろいろ誇張表現となっておりますので、予めご了承ください。

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ジャニーズWESTカレンダーを1枚ずつ語る

先日、各種ジャニーズカレンダーが発売されました。

 

今年は自担のいるジャニーズJr.とジャニーズWESTを購入しました。Twitterのプロフィールに偽りなしです。

 

本来の受取日に留守にしていた都合で本日ようやく、某黄色い看板のオンラインCDショップから無事に受け取りました。

 

ジャニーズWEST初のカレンダーはトランプ型の週めくりカレンダー!

ということで、1枚ずつめくりながらニマニマと感想を並べていこうと思います。

尚、トランプ型といことで、各ページは「ハートのA」など、トランプ風に表していきます。

 

沖縄ロケとのことでしたが、全体的に海外セレブっぽい雰囲気でずるい!羨ましい!

フルハウスとかビバリーヒルズ青春白書が始まりそう!(例えが古い昭和生まれ)

 

それでは、お時間のある方は続きへどうぞ!

本当に1枚ずつ語ってますからね!暇人だから!

 

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真田佑馬の中にあるかもしれない小部屋

自担の初主演舞台

なおかつ原作小説の世界初舞台化

という、とてもおめでたい舞台 TABU タブー シーラッハ『禁忌』より

 

すっかり浮かれていたのですが、予想外にチケット争奪戦が激しくなりそうで只今戦々恐々としております。

だってそんなに見に行く人が多いだなんて思ってなかったし

もちろん真田担としては嬉しくも誇らしい反面、せめて1公演…できればトークショー込みで2公演は見たい…な…みたいな、希望を抱いて日々各種チケット販売サイトなどを眺めております。

 

一般販売日は3月22日!ご興味のある方はぜひ!役者真田佑馬は期待を裏切りませんので!

 

と、まぁ露骨な宣伝はこのくらいにして。本日の本題です。

 

役者さんにはいろんなタイプの方がいらっしゃいます。

台本を読み込んで読み込んで頭で考えてキャラクターを構築していく人。

まるでキャラクターが乗り移ったように演じる憑依型。

何を演じてもその人自身になってしまうAll俺タイプなどなど。

 

真田佑馬という役者は、おそらく頭で考えているうちにキャラクターが降りてくる、もしくは降ろしてくるイタコタイプの役者かなと、個人的には考えています。

ただこのイタコ、降ろしてきたものの扱いがあまり上手くないと申しますか、一度役に入り込むと舞台裏や私生活にも影響が出ることも多いようです。

その辺は不動の相方・野澤祐樹が「楽屋に看守長がいた」などと毎月雑誌で報告してくれていたので、読み返して「はいはい茶番茶番*1」と手など叩いて頂ければこれ幸い。

 

サーフィンやパワースポット巡り等、多趣味でアクティブな性質なので気分転換の手段には事欠かないようですが、彼が歴代演じてきたキャラクター達は、何だかんだで今も彼の中に棲み付いてそうだなぁと考えてみたところ、これがなかなか愉快でして。

 

もともと真田佑馬という役者に宛がわれる役はバラエティーに富んでいます。

私が見てきたものだけでも、冷酷非道な看守長や策士な天才児、恋する不良少年や反抗期のスリ師などなど、ダークな役もライトな役もこなす彼だけに、きっと彼の中にある小部屋はいつも騒がしいだろうなと容易に想像がつきます。

 

まずはお子様部屋。

こちらは弘樹くん*2や湧くん*3、それにチャラ*4辺りがサッカーやカードゲームに興じる平和なお部屋です。

 

その隣はちょっと背伸び組。

淳也くん*5と鷲くん*6は最初はお互い牽制したり無視したりしますが、どちらも根はいい子なのですぐに馴染むことでしょう。

 

大人部屋(もしくは多国籍部屋)では飲酒が解禁されますが、何せコールドウェル*7が明るい酒乱なので、付き合わされるライナス*8は若干うんざりするかもしれません。

 

しかしだからと言って、最後のお部屋に行くわけにもいきません。

なぜならそこでは、真田看守長*9と朔也くん*10が一般人にはおおよそ理解できない会話(舌戦ともいう)に興じているから。単純明快なライナスに耐えられるはずもありません。

 

……並べてみると、さなちゃんよく人格分裂起こさないなぁと感心しますね。さすが役者。

でもやっぱり楽屋やトイレで遭遇すると心臓によろしくない人も数名いますね。さうが野澤。(あれ)

 

さて、もうすぐこの小部屋に『TABU』のゼバスティアン・フォン・エッシュブルク(通称:エッシュたん)が仲間入りするんですよー。

エッシュたんはどのお部屋に入るのでしょうか。

 

楽しみすぎて主演と発表されたその日に本屋に走って原作GETして当日読破してしまいました。(そしていい大人なのに知恵熱を出した)

原作も長編とはいえ読みやすい文体で一気読みできるものなので、舞台を観に行かれる方もそうでない方もぜひ。

 

禁忌

禁忌

 

 

結局最後も宣伝で締めました。反省はしていません。(ドヤ)

*1:クリエで京本大我や田中樹などが生み出した名言。本当後輩達には毎度ご迷惑をおかけします。

*2:『1リットルの涙の池内弘樹』。主人公の弟。

*3:『ハンチョウ』のゲストキャラ・稲垣湧。DQN♀に惚れられてDQN♂にボコられて散々な目にあった女難のサッカー少年

*4:3年B組金八先生第8シリーズ』の岩崎浩一。諸事情によりこのシリーズ自体割となかったことにされがち。

*5:ゴーストママ捜査線』の長谷川淳也くん。回を追うごとにワイルドがマイルドになっていった恋する不良少年。

*6:『HOT SNOW』のダンス少年・山口鷲。父親の若かりし頃が野澤祐樹とはなかなかざわつく案件。

*7:銀河英雄伝説』の自由惑星同盟スパルタニアン部隊所属の陽気なパイロット。

*8:オーシャンズ11』のライナス・コールドウェル。本人も天才的なスリ師だが、父と比べられると拗ねる永遠の反抗期。

*9:『少年たち』で異彩を放った東の看守長。私が真田担になるきっかけとなったキャラクターでもある。

*10:『心療中』の天才少年・相川朔也。真田キャラの中では珍しい(?)彼女持ち。